今自動車整備士を目指している君へ!「現実突きつけます」
「勝つ意欲」はたいして重要ではない。
そんなものは、誰でも持ちあわせている。
重要なのは、勝つために準備する意欲である。
byボビー・ナイト(バスケットボールコーチ)
どうもニッポン大好きガジャリコです。
今日は自動車整備士を目指している君へというタイトルでお送りします.。
僕は約1年半ほど前まで自動車整備士としてディーラーで勤務をしておりました。
その経験から自動車整備士を 目指している人へ何かアドバイスができればいいなと思いこの動画を作成しました。
どの情報も僕が入社前に知っておきたかった情報ばかりをお話しするので自動車整備士を目指している方には必見の動画です。
僕は今自動車整備士をしているわけではないんですが、当時の様子を俯瞰的みることが今の立場だとできますので今の僕から見た当時のことを語ります。
あくまでも僕が経験した内容で会社によって業務内容は微妙に違ってくると思うので一つの参考例として聞いてください
最後にはおまけとして整備士時代の面白かったエピソードお話しするので最後までご視聴ください
1自動車整備士の給料
2業務内容
3これからの自動車整備士
4自動車整備士になって良かったと思うこと
5自動車整備士をおすすめしない人
6まとめ
こちらでお話します。
1,自動車整備士の給料
大体の整備士を目指されている方は2級自動車整備士の資格で入ると思いますので二級自動車整備士のでお話ししていきます。
結論から言うと自動車整備士の 給料は少ないです。
おそらく他の仕事よりも運動量が多いですし
お客様の命を預かる仕事なのでリスクも大きいです。
センスのいらない単純作業ではなく凄くセンスのいる頭の使う仕事です。
それを考えた時に報酬は見合ってないと思います。
これは特殊な超高級車を扱うような場所じゃない限り同じです。
給料に関しては自動車整備士では諦めてください。
ただ福利厚生などは会社によってかなり違います。
僕の場合は家からどこの店舗も遠いということで人があまりいない地域の店舗に配属になりました。
家から通える距離ではなかったので一人暮らしということになったのですが、僕の会社はかなり福利厚生が良くて家賃補助が全額ではありませんがつきました。
そして遠い場所で一人暮らしをするということで手当が出て結果的に家賃全額プラス2万円ぐらいの手当をもらえるようなことになり
結果的に一人暮らしがタダでできる上に手当ももらえると言う素晴らしい環境で仕事をすることができました。
ですので僕は会社選びには成功したんじゃないかなと思ってます。
これはどの会社にも言えると思いますが会社選びは福利厚生をしっかり見てください。小さく見えますがすごく大事なポイントです。
給料も先ほどどこも大体同じという風に言ってましたがうちの会社は他と比較しても基本給は高かったです。
会社一年目の時の給料は所得税など税金関係は一切給料から引かれないのですがその時で滅多に20万円を切ることはなかったと思います。
これは事前に銀行に振り込まれる金額でその他にも奨励金と言って交換部品などの
目標を達成した時にもらえるお金もあったので実際は23万円ぐらいは初年度で平均でもらってました。
おそらく整備士の中ではかなり上位に入るんじゃないかなと思います。
しかしこれは残業代、手当込みの金額です。
僕の四つ上のすごく仕事のできる先輩がいたのでですが、その先輩に給料聞いたところ手当込みで13万だと言っていました。
これで手当がなかったら11万円だという風に嘆いていました。
僕はその月で手取り16万円くらいだったと思います。
さすがに税金の事を考えても僕よりも少なすぎるのでおそらく給料引きの生命保険などが多かったとは思うのですが、手当がなかったら一人暮らしぐらしとかは相当厳しいと思います。
ただボーナスは他のサービス業よりももらえるのでそこを頼りにやればまだ可能性はあるかもしれませんね。
自動車整備士がというよりはサービス業全般日本はあまり給料を貰えないので今の僕は絶対にお勧めしません。
絶対に必要な仕事ではあるので
なんとか今後変わって欲しいですね。
2,業務内容
皆さんは自動車整備士と言うとどういった仕事をしているようなイメージでしょうか。
エンジンのオーバーホールトランスミッションの交換などの専門的な作業をしているようなイメージではないでしょうか。
しかし実際を言うと1年目から5年目ぐらいまでは点検車検作業がメインになります。
点検というのはいわゆる6ヶ月点検は12ヶ月点検というお客様の車の診断です
これでお客様の車を一通り見て何か交換しなければいけないものなどがあれば提案をします。
車検というのは2年に一回行われるもので必ずしなければいけないものになります。
設備がある国が指定した整備工場ならばその店舗で車検ができるので、工場で点検をして変えなければいけないものを全て変えて整備を行い車検に通します
その車検の時に通すために整備をするのがだいたい最初の1から5年目です。
実はこの作業をひたすらやるっていう作業だけではありません。
残念ながらそれ以外の作業の方が100万倍多いです。
これは会社によるとは思いますが
僕が所属していた会社の場合だと、点検の場合まずお客様が来た時み駐車場まで迎えに行きます。
そして席までご案内をします。
その後お客様に何か車で異常はないのか確認をして点検の内容を一通り説明します。
そこで聞いたことを細かくメモにとり、車を工場に回します
そして異常がないかを一通り確認した後に洗車機に持って行きます
洗車係なんかがいない会社の場合だと洗車も自分でしなければいけませんし、車内掃除とかもしなければいけないので結構これが地味にしんどいです
そして車に交換時期が来ているものとか異常があればそれをお客様に伝えて、営業をかけます。
この営業がしんどくて正直そんなにまだ大丈夫なんじゃないかなと思っているものでも交換時期が定まってはいるのでその時期が来ていれば提案をしなければいけません。
毎回なんで俺らがせなあかんねんって思ってました。
全然売れてない場合だと結構きつく言われたりとかもします。
そして洗車機から出して吹上行いお客様に渡す流れになるんですが
これだけではありません。
僕の会社の場合だと見積書を出すのも僕たちですし
会計をするのも僕らです
データも全て自分たちで打ち込む必要があります。
もちろん点検記録として記録簿も書きます 。
6ヶ月点検の場合だとお客様から車を受け入れてから引き渡しまでで30分でこれだけの作業をしなければいけません。
正直人間の限界を超えてきています。
何で現状をこういったキツキツの作業を迫られているかと言うと、社会の流れがあります。
世の中は残業なるべくしないようにして行くと言う傾向にあると思います。
残業減らしたところでお客様の数が減るわけではないので売上を上げようと思うとやはり業務をなるべく効率よくする必要があります。
こういった傾向はますます進んででいくと思いますのでこれからの整備士は厳しいんじゃないかなと思います 。
12ヶ月点検は大体のディーラーでは1時間ぐらいの時間でやると思いますが、12ヶ月点検の場合はタイヤを外してブレーキの中までしっかりと点検をする必要があります。
なので12か月点検は1時間だからといって楽とかいうわけではなくてこれも時間としてはギリギリです。
手を抜くと人が死にます。
車検作業はま会社によって 違うと思いますが受け入れや提案入力などもする必要がありますので、車検も結構ぎりぎりです。
というか僕の場合だと点検や車検はまず間に合いませんでしたね。
よっぽど条件の良い新しい車とかやりやすい車はすぐできますが、古い車や他社の車も同じ時間でやらないといけないので、まあ厳しいですね。
時間もそうですがプロとしていて働いている以上しっかりとお客様の車を見る必要がありますので。
センスにもよるとは思うんですが、熟練の先輩でもギリギリだったのでこれから整備士を目指す人は地獄を見る覚悟はしておいてください。
ただこれは僕の会社の例ではあるので、ディーラーによっては整備だけをするようなディーラーもあるみたいなのでそういうところはやりやすいんじゃないかなと思います。
もし整備しを目指している方は業務のどこまでやるかというところもしっかり聞いてから入社をすることをお勧めします。
その他にも細かいものの交換だったりとか、納車整備をするような会社もあります。
僕の場合だと納車整備も行なっていましたので、点検が一通り終わった後とかの夕方ぐらいから納車整備に取りかかるとかいうこともよくありました。
これがなかなかの作業で、取り付け方も車によって違ったりとかでかなり苦戦を強いられます。
センスがあって器用な人だとすぐ終わるかもしれませんが僕みたいに不器用な人間だとなかなか終わらず最悪残業とかもしてましたね。
残業した挙句クオリティも低いっていうことで怒られたりとかもしました。
うちの会社はちょっと客観的に見ても業務内容すぎて異常だったと思います。
愚痴っぽくなっちゃいましたね。
ただ僕は入らなければよかったとは一回も思ったことはなくて、あの会社に入社したことによって精神的にもかなり強くなりましたし
世の中こんなに頑張っている方がいるんだっていうことを知れたし、今の生活のありがたさにしみて感じることができています。
3,これからの自動車整備士
先ほど言ったように自動車整備士の仕事はどんどんクリーンになっていくと思います。
どこの会社も残業どの減らしていく動きになって行きます
専門学校時代の友人もどんどんそういう傾向に進んでいるという風に話していました。
残業が減るのはもちろん良いことだと思いますが、お客様の数は変わらないので時間内での効率の良い作業を求められるような環境に進んでいっております。
そしてどんどんこれからはハイブリッド車だったりとか複雑なものが多くなっていきます。
なのでどんどん機械的な場所が取り除かれていてコンピューターになっていきますので皆さんの思い描く自動車整備士っていうのはどんどんなくなりつつあると思います。
これからは整備士ではなく交換士です。
ただ整備士という職業自体は絶対になくならないと僕は思っています。
車には絶対にタイヤは必要ですし、ものは必ず壊れます。
なので壊れにくくなっているとは言っても必ずメンテナンスはする必要があるのでなくなることはないでしょう。
そして壊れなくなった文は整備士が営業などをしていくことによって売上を埋めていくような形に進んでいています
これから必要な整備士は職人気質なタイプではなくてコミュニケーション能力も高い整備士が求められます。
ですのでこれから整備士になろうとしている方は僕の意見をぜひ参考にしていただけたらなと思います。
4,整備士を経験してよかったこと
僕が整備士を経験して良かったと思うことは4点ほどあります。
一つは車に関する知識が増えたことです。もちろん僕は自動車整備士の学校出ていますので車のプロとして仕事をしていました
なのでお客様よりは絶対に詳しい必要があります
内装的な部分はさておいて性能的な部分は他の人よりも詳しくなれた自信があるのでそこは良かったなと思っています。
二つ目は 車に対する欲求がなくなったことです。
自動車整備士をしていると色々な車に乗る機会があります。
ですのでクルマに対する興味が薄れていきます。
僕も自動車整備士になる前はスポーツカーに乗りたいとか高い車に乗りたいとかそういう気持ちはありましたが。
自動車整備士になってしまえば何でもいいから自分で治せる車が欲しいに変わるので。
車なんて何でも良くなります。結果的にお金がかなり節約できるかなと思います。
三つ目は自分の車を自分で治せるということです。
何かもし自分の車に異常があれば、だいたいここだろうなという風な検討がつきますし、
直すとしても工賃がかからないぶん相当安く車を直せます。
ただ僕はめんどくさいので今は全部投げてます。
治せるというだけでかなりお金は浮くので、このスキルはかなり使えます。
四つ目は今整備士が不足しているということです。
整備士が不足しているので、ぶっちゃけ整備士の資格さえとってしまえれば一生職に困ることはないと思います。
給料は良くないですが食いっぱぐれることはなくなりますのでおすすめです
資格も学校に2年間行かなければ取れなかったりハードルは高いので希少性がかなりあります。
5,自動車整備士をおすすめしない人
自動車整備士おすすめしない人は不器用な人です。
僕はこの典型的な例なんですが、何をするにしてもセンスがなかったです。
なので作業のスピードが人よりも遅かったですし、できたとしても人よりもクオリティが踊っていました。
そこは努力でなんとかなるとは思うんですが、苦手な分野で一生懸命努力するよりも得意な分野で努力した方が花開く可能性は確実に高いです。
僕も自動車整備士を辞めて今ではエフエックスに関するツールの開発、販売などをしていますが、確実に今の仕事の方が僕は向いています。
やっていて楽しいですし、自分の成長を心から喜べるからです。
昔は楽しくない上になかなか成長しなかったのでただただ辛いだけでした。
次に自動車整備書おすすめしない人は 口下手な人です
自動車整備士はこれからはコミュニケーション能力がかなり重要になってきます。
なので喋るのがどうしても苦手な方はあまりおすすめしません。
職人人気質の方は旧車専門に扱ってるお店などを受けてみるのをお勧めします。
ディーラーの場合だとやはりコミュニケーション能力が問われるので能力がない方は適正的にはないかなと思っております。
最後に体力のない人です。
整備士をしていると体力がすごくいります
スポットクーラーとかはあるんですが、おまけ程度でしかなくてそれで工場全体が涼しくなるとかそういうわけではありません。
なので夏場は汗びっしょりになりますし、一年で体重が10キロ以上した人とかもいます。
入社した時はふっくらしていたのに1年後細くなっている方が大半ですね。
だいたい一年で何人かは熱中症になりますので、体力的に無い方は普通にやられます。
体力なのでつければいいとは思いますが、辛いのは間違いないので体力がない人よりはある人の方が少し優位に立っているんじゃないかなと思います。
僕は体力はあるほうでしたがそれでも夏場は頭が一切回らずクラクラしていました。
それで結果的にミスをしてしまうとかいうこともよくありましたね。
つらかったですが今としては良い思い出です。
6,まとめ
今から自動車整備士を目指している方にこれを言うのはすごく酷ではありますが、僕はあまりオススメはしません。
なぜなら他にも精神的に楽で体力的にも楽でお金をたくさんもらえるような仕事はたくさんあります。
過酷な労働条件でわざわざ仕事をし続ける必要はありません。
話が出てきませんでしたがブレーキダストや吸い込んではいけないものも吸い込まざるを得ない仕事ではあるので健康的にもあまりよろしくないです。
それでいて給料は他の仕事とあまり変わらないもしくは少し少ないです。
ですが車についてすごく学びたいとか人の車を直して喜んでもらいたいとかそういう思いがある方とかは僕は無理にやるなとは言いません。
ただその気持ちは今の気持ちでしかなくて実際に働いてみると自分と思っていたのと違うという事の方が絶対に多いです。
なので自分でしっかり考えながら自動車整備士なりたい方はなっていただければいいかなと思います。
これから先しんどい思いをして行くと思いますが頑張ってください。
大丈夫ですやめても仕事は何とかなります。今の僕なんかは自動車整備士をしていた頃の10倍は収入であります。なので自分を見失わず皆さんも頑張っていきましょう。
ご視聴ありがとうございました動画がよければグッドボタン押していただければ幸いです。
僕のチャンネルでは主にネットビジネスや日本のことについてお話をしていくチャンネルにして行こうと思っておりますので、
もし動画が気になるようならチャンネル登録をしていただくとありがたいです。
ありがとうございました
最後に僕の整備士時代の面白かったエピソードを話していきます。
田舎の方に住んでいる方の車でボンネットを開けたら木の実とかが出てくるのはよくある話なんですが、一見ドラゴンフルーツが出てきたことがあってなんでってなりましたね。
イチジクとか銀杏とかはよくある話なんですけどドラゴンフルーツは初めて見ました。
先輩の話では動物がいたとかっていう話もよく聞きますね。
一番酷いのは冬場とかで猫が暖を取るためにエンジンルームに入っていて気づかずにエンジンをかけてしまって猫の首だけにあってなっている状態で発見されているとかいうのも聞いたことあります。
そういうお客様はエンジンの下がから赤いものが出てるんだけど大丈夫かなみたいな感じで来ることが多いみたいですね。
僕はそれは見たことないですけどそういう話を聞きました。
ちょっとゾッとする話になっちゃいましたけど良かったらまた見ていただけたらありがたいです。
ありがとうございました。
ちなみにいま整備士を目指しているなら工具はこちらをおすすめします。
安い工具だとナットをなめさせてしまったり、折れてしまったりすることにつながってしまいます。
命を預かる仕事なので、最初に良い工具でなれておくのが良いです。
良い工具を買えば長いこと使えますし結果的に安い工具よりも良い投資になります!
ぜひ購入してみてください(^^)